血液一般検査



検査項目 説明
血液学検査 赤血球数

食事の問題、痔に伴う出血、生理等による鉄欠乏性貧血で低下します。
白血球数、血小板数も異常の時は精密検査が必要です。

ヘモグロビン
ヘマトクリット
平均赤血球容積
平均赤血球血色素量
平均赤血球血色素濃度
血清鉄
白血球数

感染症で上昇し、貧血で減少することがあります。

血小板数

減少で出血しやすく、増加で血栓を作りやすくなります。

フィブリノゲン

脳梗塞など、脳血管障害の可能性を検討するために有効な検査です。

電解質検査 ナトリウム(Na)

体液のバランスの指標です。

カリウム(K)
クロール(Cl)
カルシウム(Ca)

副甲状腺や骨の病気を調べます。

リン(P)
脂質検査 中性脂肪

増加は動脈硬化、心疾患の危険因子です。

総コレステロール
HDL-コレステロール

低下は動脈硬化、心疾患の危険因子です。

LDL-コレステロール

増加は動脈硬化、心疾患の危険因子です。

筋疾患 CPK

神経筋疾患や循環器系疾患で上昇します。

糖検査 血糖値(空腹時)

糖尿病で高値となります。

HbA1c
腎機能検査 尿素窒素

腎臓の機能の基本となる数値で、色々な腎疾患で上昇します。

クレアチニン
尿酸

痛風や腎疾患で上昇します。

肝・
膵機能検査
血清総たんぱく

栄養状態の悪化や色々な病気で低下します。

アルブミン
A/G比

慢性肝炎や腎炎で低下します。

総ビリルビン

黄疸で上昇します。

直接ビリルビン
AST

肝機能の基本となる数値で、肝細胞の障害で上昇します。

ALT
LDH

肝炎・悪性疾患や色々な病気で上昇します。

γ-GTP

肝臓や胆のう疾患で上昇、飲酒でも上昇します。

ALP

肝臓や胆のう疾患で上昇します。

コリンエステラーゼ

肝障害で低下、栄養状況の悪化でも低下します。

HBs抗原

B型肝炎ウィルスの存在を示します。

HBs抗体

過去のB型肝炎ウィルスの感染を示します。

HCV抗体

C型肝炎ウィルスの感染の有無を示します。

血清アミラーゼ

膵臓疾患で上昇、低下します。

リウマチ・
関節炎検査
CRP

炎症や色々な疾患で上昇します。

RF

リウマチ性関節炎等で上昇します。

甲状腺・
内分泌腺検査
TSH

甲状腺に異常があると上昇、低下することがあります。

FT4
FT3